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駿河新一、晴子の夫婦は経営する喫茶店を休業して、オートバイで北海道を旅していた。二人の脇を、親に内緒でドライブをしている若いカップルの衛児と陽子が通り抜けた。新一と晴子が河原で休んでいるとき、新一は晴子がコーヒーをいれたのを忘れて、自分でコーヒーを作って飲んでしまい、彼 女は気分を害してしまう。新一はいつまでも怒り続ける晴子を残して一人で出発した。暫く走ると、道路に陽子が倒れているのを発見し、彼女を後に乗せてまた走り出した。陽子は衛児に棄てられたと言う。一方、晴子は衛児にひろわれ、ドライブインに食事に入った。そこへ、新一と陽子が現れ、奇妙な組み合せに、二組は重い沈黙に包まれた。その晩、新一と陽子はテントの中で体を重ねた。一方、晴子と衛児もホテルで関係を結ぶが、若さでアセる衛児に、晴子は疲れるだけだった。翌日も二組は、相手を憎みながら走り続けた。暫くし...